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【白無垢or色打掛】前撮りでどっちを着るべき?どちらも着る方法とは?

2020年8月5日

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最近、和装での結婚式・前撮りいわゆる

『和婚』の人気が広がってきました。

 

白無垢色打掛などの着物に身を包み、

日本ならではの伝統的な結婚式スタイルです。

私の友人20代~30代の20人に

「前撮りで白無垢と色打掛 着るなら(着て欲しいのは)どっち?」

と質問したところ

 

15人が色打掛 5人が白無垢

という結果でした。

 

圧倒的に色打掛が人気だったわけですが

その理由についてはやはり華やかなイメージへの憧れが強いようです。

 

そもそも白無垢と色打掛の違いは?

なんて疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな疑問と

前撮りには白無垢と色打掛どちらがふさわしいのかについて

お教えしたいと思います!

 

白無垢と色打掛の違いは?

白無垢と色打掛の違いは、1番外側に着る打掛と着物の色の違いです。

白無垢とはその名の通り、ほどこされた刺繍まで全てが白に統一された着物です。

 

着物にはグレードがあり、その昔武家や貴族のみが格式の高い着物を着ることを

許されていました。その最上級にあたるものが『白無垢』でした。

「これからどんな色にも染まります」

「嫁いだ先の色に染まります」

 

皆さんもこのような言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

何色にも染まっておらず、純潔の象徴である白無垢。

 

更に深く調べると

「生家の娘として一度死んで、嫁として新たに誕生する」

ということを表しているんだとか。

現代で考えると死ぬだなんて大げさな気がしますが

それほどの覚悟を持つというあらわれなのでしょう。

 

ウェディングドレスに使われる白にも

「何色にも染まります」という意味がこめられています。

白に対するイメージは世界共通なのかもしれません。

 

そして色打掛とは室町時代が始まりとされています。

上級階級の娘が、秋から春にかけて羽織る防寒用の着物として用いられ

小袖を着た上から帯を締め、その上から豪華な模様が描かれた着物を

内掛けていたことから色打掛と呼ばれるようになり

江戸時代には、裕福な町人の婚礼衣装として世に広がっていきました。

 

色内掛はもともと白無垢よりも格下とされていて

挙式は白無垢・色打掛はお色直し用の衣装として用いられていましたが

今では色内掛も白無垢と同格の衣装として扱われ

結婚式や前撮りでも選ばれる定番衣装となりました。

 

前撮りで着るべきなのは白無垢?色打掛?

同格となった白無垢と色打掛ですが

前撮りで着るとなるとどちらを着ればいいのか迷いますよね。

選ぶポイントは

白無垢・色打掛それぞれにも細かい違いがあるため

好みのものを見つけ、実際に羽織ってみて自分にしっくりくることが

大切になってきます。

 

実は白無垢にも正絹(しょうけん)と

化繊(かせん)の2種類の生地があるんです。

正絹

正絹は少し黄色みが入った白色で天然素材ならではの光沢感に特徴があります。

着崩れしにくいという特徴もあるためロケ撮影や挙式など

長時間の着用におススメです。

 

化繊

化繊は化学繊維のことです。

白の発色も非常にいいいので前撮りや後撮りなどの撮影シーンにぴったりです。

生地の違いだけでも色味が違うので、合う合わないがあるかと思いますが

更には柄によってイメージもガラッと変わります。

 

一般的に多いとされている柄には

鶴・松竹梅・牡丹などがありますが

それぞれ施される柄にもちゃんと意味があるようです。

もちろん意味ではなく気に入る柄を選ぶことも1つのポイントです。

白一色でも柄や素材によって個性を出せますね。

 

 

色打掛にもたくさんの種類

色打掛には赤やピンク、緑、青、黒などなど

たくさんの色があるため選ぶのも一苦労です;

そして白無垢と同様、柄もたくさんあるので同じ色でも柄によって

全くちがうように見えるからなおさらです。

色内掛の色ですが、羽織ったときに自分の顔色が

明るく見える色を選ぶとしっくりきます。

 

そして柄の大きさと身長のバランスなんかも重要です!

 

まずは好きな色や季節に合わせた色から試してみてはいかがでしょうか?

 

色打掛にも色や柄によってそれぞれが持つ意味合いがあるようなので

これからの新しい暮らしのイメージにあわせて選んでみるのも

いいかもしれませんね!

上品な白で統一されたおしとやかな印象の白無垢

華やかでゴージャスな印象の色打掛

 

どちらか1つを選ばなければいけないというときは

前撮りを行う場所やシチュエーションをヒントに考えてみてください。

 

前撮りスタジオ撮影で、シンプルな背景の場合

古風に白無垢を選ぶと雰囲気がばっちりですし

華やかな背景の場合は

色打掛を選ぶことでパアッと色鮮やかで映えますね。

 

前撮りでロケ撮影をお考えの場合は

同じ景色でも、白無垢にした場合と色打掛にした場合では

雰囲気がガラッと変わります。

 

 

例えば竹林ロケ。

 

緑の中に白で統一した白無垢は日本ならではの奥ゆかしさを感じられます。

一方、色打掛では緑の中に

華やかな色と柄が映えて際立たせられます。

 

どのような2人を残したいか、

どんなイメージで前撮りをしたいか

それには白無垢と色打掛

どちらのほうがイメージにぴったりなのか

理想を膨らませてきめるのもおススメです。

 

どちらも着る方法は?

いろいろ考えてみたけど

やっぱり前撮りで白無垢も色打掛もどちらも着たい!

という方は思いきってどちらも着ちゃいましょう!

 

やっぱり色打掛もしたかったな・・・

なんて後悔してしまっては、せっかくの人生のイベントなのにもったいないです!

 

実は白無垢も色打掛も中に着ている掛下(かけした)は基本的に同じです。

ベースを着替える必要がないため、白無垢から色打掛のように

和装から和装へのチェンジは、数分~数十分と必要な時間も短くて済むのです。

 

 

もちろんヘアを変えるとその分の時間はプラスされますが

お着替えの時間が短いぶん、休憩やお化粧直しに時間をかけられるのも

魅力の1つではないでしょうか?

 

前撮りで白無垢と色打掛どちらかにしなくてはいけない!

なんてこともありませんので、ご予算とお時間が許すのなら

ぜひぜひどちらも残してくださいね!

 

結婚式で色打掛を着る場合なんかは

前撮りで白無垢姿も残すのもおススメです!

 

 

余談ですが

阿部写真館にて以前、前撮り撮影をしていただいたお客様は

白無垢の下にお母様の振袖を着用し撮影されました。

 

「何色にも染まります」

 

と言いますが、嫁ぐ娘を想う母の気持ちと

母の気持ちをしっかりと芯に刻む娘のようで

本当に感動的なエピソードですよね。

 

日本ならではの和装スタイル。

前撮りで白無垢にするのか色打掛にするのか

はたまたどちらもするのか

由来やシーン別にじっくりとお考えくださいね^^

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