こんにちは。阿部写真館 カイです。
みなさん、最近写真を撮ったり撮られたりしたことはありますか。
お子さんが誕生された方や、祝い事などがあった方は撮られることもあったことでしょう。
では、なぜ上記のようなときに写真を撮るのでしょうか。
それは、特別な出来事があったから記録に残したいからではないでしょうか。
それはそうですよね。
子供の成長は早いので毎日写真を撮っても足りないくらいです。
祝い事も人生に何度も訪れるわけではないので、特別な出来事としてやはり記録にのこしておくべきでしょう。
でも、はたして本当にそうなんでしょうか。
人間が生き物である以上、誰しもが日々老いていきます。
生まれたときがビルの頂上だとしたら、みんな高さのわからないビルを落下し続けています。
落ち続けて地面に辿り着いたらそれはその人の人生が終わるときです。
人によってビルの高さは違うでしょう。でも落ちているあいだにはビルの高さはわかりません。
落下の速度を抑える方法も止める方法もありません。
なにが言いたいかというと、どんな人にも今の瞬間は今しか訪れないということです。
日々同じような毎日の繰り返しで、でもそれが幸せで。
なら、その毎日を写真に撮っておくべきです。
昨日の自分と今日の自分は同じに見えるけど同じなんてことは絶対にありません。
昨日の大切な人と今日の大切な人は同じに見えるけど同じなんてことは絶対にありません。
子どもの場合はそれが顕著にわかります。
でも、気づかないだけで、大人だって動物だって景色だって日々変化しています。
毎日が特別です。
写真を撮ってほしいです。そして、撮られてほしいです。
二度と訪れない一瞬一瞬を記録してほしいです。
自分で撮ってもいいし、プロに撮ってもらってもいいと思います。
写真にはそれだけの価値があるとおもいます。
以上
貝出