結婚式のハイライトといえば、
やっぱりお色直しから戻ってきた
新郎新婦のキャンドルサービスですよね。
結婚式では、ケーキ入刀や
最後に行われる両親への花束贈呈
と並ぶ一大イベントです。
キャンドルは、古くから照明として
ヨーロッパでも日本でも使われていました。
考えてみれば、ヨーロッパでも日本でも、
同じようなキャンドルを作って
照明に使っていたのって、
なんだか不思議な気がしますね。
そのキャンドルを結婚式に取り入れたのは、
実は意外に最近のことなのです。
お色直しは洋装と和装がありますが、
キャンドルサービスは
洋装のときに行うもので、
和装ではまずやりません。
そのため、キャンドルサービスは
ヨーロッパに伝わる伝統が
日本に入ってきたものと思っている人が
多いのではないでしょうか。
ところが、実はそうではなく、
なんとキャンドルサービスは
日本が発祥だというのです。
ちょっと驚きですよね？
実はこれ、あるキャンドルメーカーが
キャンドルを結婚式に定着させようとして
考え出したものだそうです。
そして、日本で初めて
キャンドルサービスが行われたのは
（たぶん世界でも初めて）、
昭和34年のことだったそうです。
新郎新婦が披露宴のテーブルを回って
キャンドルを灯していくという
感動的なシーンには、
ちゃんと仕掛け人がいたわけです。
新郎新婦が火のついた長いキャンドルを持って
各テーブルを回り、
参列者に深々と頭を下げて
テーブル中央のキャンドルに火を灯していく。
このとき新郎新婦と
参列者が会話することもできるので、
結婚式の一大演出として
またたくまに全国に広まっていきました。
そして、キャンドルサービスを行わない
披露宴はないと言っていいくらい、
披露宴には当たり前の演出となっていったのです。
その後、キャンドルサービスの
バリエーションも増えてきて、
最近ではゲスト参加型の
キャンドルサービスもあるようです。
たとえば、両家の母親から
キャンドルの火をスタートさせれば、
両家のかまどの火を新婚家庭に
引き継ぐという形になります。
これは、古来から伝わる火の儀式を、
形を変えて現代によみがえらせたものと
言えるかもしれません。
ちなみに、最近の新郎新婦入場は、
必ずしもキャンドルサービスとは限らず、
新郎新婦が各テーブルを回って
ひとり一人にビールをついでいくというのも
あるようです。
これも、キャンドルは使わないけど、
各テーブルを回って
出席者に挨拶するのは変わりません。
それにしても、キャンドルを
売るためとはいえ、
キャンドルサービスという演出を
考えだして定着させたのはすごいですよね。
でも、そのおかげで思い出深いシーンが
日本中に広がることになりました。
キャンドルサービスが日本発祥というのは
ちょっと意外でしたが、
キリスト教の教会式で
新郎新婦が歩くところを
バージンロードと名付けたのも
日本だったようです。
ちなみに、あの通路はアメリカでは
Path（道とか通路という意味）
と呼んでいるそうです。
つまり、あの新郎新婦が歩くところを
バージンロードと名付けて
特別な意味を持たせたのは日本人なのです。
バージンロードの名付け親はわかりませんが、
日本人って本当にアイデアマンが多いんですね。
阿部写真館では、
いろんなパターンの
ウェディングフォトを
お撮りします。
中にはお客様のアイデアを活かして
撮影することも多いのですが、
残念ながらその中で
キャンドルを使ったものは
ほとんどありません。
でもイルミネーションロケ撮影もあるので、
キャンドルの灯りで幻想的な
フォトウェディング…
やってみたい！カップルの方
ぜひともご相談ください。
阿部写真館には
ステキな衣装がたくさん！
お好きな衣装を着ていただいて、
記念に残るお2人の写真をお撮りいたします。
